

トピックス Topics(最新公開論文、講演会など)
〇2025/5/24-25
New!第51回日本保健医療社会学会 RTD報告します。
「パンデミック等の感染症流行時、病院・施設の専門職は、患者/利用者及び家族に
どう対応すべきか」
企画者・話題提供者:福永憲子
報告者:福島智子(松本大学)・村岡潔(岡山商科大学/京都府立医科大学)・福永憲子
https://jshms-conference2025.jp/
https://jshms-conference2025.jp/rtd.html
〇2025/6/9
New!佛教大学総合研究所@二条キャンパスにて講演会
テーマ「パンデミック下における面会制限のELSI的課題と、affectiveに配慮したリスクコミュニケーションとは」
対象は、佛教大学教職員、学生等ですが、一般市民等関心がある方、医療従事者も対象です。
コロナ下から行われている「医療機関での面会制限」について、当事者として考えてみませんか。医療従事者、市民側の双方からの視点でお話します。
共同研究『多死社会を見据えた社会的共通資本の向上による地域共生社会の創造を目指した人材育成プログラムの検討』研究代表・濱吉美穂先生より、ご招聘頂きました。
〇2025/6/20
New!『今をいきる民俗学』昭和堂出版
「転機に立つ民俗学」の章において「医療の臨床におけるsuffering」を執筆。
医療におけるsuffering研究は、患者の苦悩に焦点を当てた研究として行われてきました。しかし、医療の臨床では、患者に接する看護師もまた、ケアについて苦悩を抱える存在であるとされ、医療人類学中心に検討され始めました。医療者に対するsuffering研究は、新しい研究分野で先行文献も多くはありません。担当執筆において、臨床の視点と医療社会学(医療人類学)の視点から、看護師のsufferingを考察しています。
〇2025/3/22
佛教大学、福祉思想研究会における日台意見交換会
台湾、輔仁大学(Fu Jen Cathoric University)と、高齢者・障害者福祉をテーマにした意見交換会に参加。医療における身体(心理的)拘束に関し、臨床の視点から見解を述べました。
また、新型コロナ流行下における訪問介護事業の実際について意見交換しました。
〇2025/3/13
第29回岡山生命倫理研究会にてvaccineセッション(鼎談)をしました。
「医療従事者に対する新型コロナワクチン接種の考え方ーアンケート項目の作成に向けて」
科研費研究(課題番号24K13328)の研究の一部
医療機関でのパンデミック時の感染症予防は、PPEやゾーニングの負担が話題の中心となっていたが、感染予防という観点では、医療者は面会制限やワクチン接種等、多方面に心理的負担が強いられていた。医療者対象にした新型コロナワクチンの2回接種率は約90%だったという。一方で、拒否する選択肢はなかったという声もある。医療者に対する約90%接種の背景はどのように生成されたのか。概論を報告の上、今後予定する、医療者に向けたアンケート調査の内容について考察する機会にしたい
鼎談「不都合な真実か、甘美な陰謀論か」
福永憲子・藏本綾(香川大学)・村岡潔(岡山商科大学)
〇2024/12/21
日本保健医療社会学会(第三回看護・ケア部会研究例会)にて報告しました。
「パンデミック時の面会制限と医療者―家族間のコミュニケーションと家族ケアの再考」
研究会履歴⇒https://square.umin.ac.jp/medsocio/held_s.html#k202312
〇2024/11/8~
小都市における面会制限に関する調査研究を行います。
科研費研究:課題番号24K13328の助成研究の一部として、北海道根室市で調査研究を行います。
協力機関・個人(敬称略):市立根室病院(医事課長・地域連携室長 牧口義章、看護部長 若山祥子、統括看護課長 柿本利恵)、根室市議会(議長 田塚不二男、文教厚生常任員会委員長
鈴木一彦、文教厚生常任委員会副委員長 須崎和貴)旭川厚生病院(公認心理師・大盛久史)、北海道教区・暁善寺(佐藤明功)他、一般市民。
*アンケート・リサーチアドバイザー:原遵由
〇2024/10/27
第38回日本保健医療行動科学会学術大会(@京都大学)
「信頼を得るリスクコミュニケーションと新たな面会のあり方の構築」
(科研費研究:課題番号24K13328の助成研究の一部)を発表しました。
2009年のH1N1型の際に、対策班として総括していなかった面会制限を、今回は制度の側面ではなく、医療者ー患者家族の緊急事態下のおけるリスクコミュニケーションのあり方を科学的根拠と合理的根拠という側面から考察しました。またパンデミックの際の医療における
「手続き」のDX推進について言及しています。
〇2024/8/4
第11回釧路生命倫理フォーラム 市民公開ワークショップ「予防医学とワクチン医療の有用性と困難性」
「パンデミック対策としての面会制限下における患者、特に家族の心のケアとは」(科研費研究:課題番号24K13328)を発表しました。「研究報告・学会発表」のページにて資料公開しています。引用される際は引用先の記述をお願いします。
〇2024/8/1
≪原著論文≫
日本ヒューマンリレーション研究学会誌
『新型コロナウイルス感染症のパンデミック時における面会制限の課題-ELSIの視点から 』
福永憲子(岡山商科大学)
このWeb上「研究成果」のページにて、PDFファイルとして公開しています。法的検討を中心に倫理的・社会的検討を行っています。
コロナ禍における、病院や施設での面会制限に対して、法的・倫理的・医療的側面から検討しています。
この論文をもとに、
『感染症流行時等、患者・家族への医療者・介護者のあるべき接遇の倫理的法的社会的研究』
(科学研究費助成事業)を取得しました。研究代表者:村岡潔(岡山商科大学)
